雲仙(長崎)の旅

運営委員の石田原です。

先日、夏休みで鹿児島経由、長崎に行ってまいりました。
長崎では、島原半島の雲仙に宿泊しました。
雲仙は、知り合いがオーナーでいらっしゃることもあるのですが、なんといってもかねてから念願の「雲仙観光ホテル」に宿泊いたしました。

(雲仙観光ホテルエントランス)

このホテルは、1935年開業で、すでに75年以上の歴史があり、私の両親も40年以上前に投宿しています。

歴史をさかのぼること80数年、1929年(昭和4年)に外貨獲得のために帝国議会では「外客誘致に関する建議」が可決され、翌年には、鉄道省の傘下に国際観光局を開設、国策として、日本全国に15の洋風建築ホテルの建設を始めました。

日光金谷ホテル、軽井沢万平ホテル、上高地観光ホテル(現上高地帝国ホテル)、川奈ホテル、
琵琶湖ホテル、横浜のホテルニューグランド、野尻湖ホテル(1997年閉鎖)、
志賀高原ホテル(1999年閉鎖)などがそれにあたり、雲仙観光ホテルもすでにホテル経営の実績のあった地元選出の代議士、橋本喜造氏に運営が依頼されました。

(なんとそれまでの地名は「温泉」と書いて、「うんぜん」と読んでいたそうで開業の前年に「雲仙」に改められたそうです。)

そもそも雲仙には1913年に日本初のパブリックゴルフコース「県営雲仙ゴルフ場」がすでに開設されており、当時年間2万人の外国人が訪れる、一大リゾート地だったそうです。

ただ、当時、日本では、経済的には世界恐慌に端を発する昭和恐慌が起こり、外交的には満州国建国をめぐって国際連盟を脱退したりで、あわただしい世の中だったと思うのですが、良しにつけ悪しきにつけ、勢いのあった時代なんですね。

(ロビー)

その雲仙観光ホテルは当時の面影をそのまま残しています。
もちろん、ウィリアム・モーリスの壁紙を使った客室やその他の施設も完璧にリニューアルされています。

(客室)


ジャケットを着て(笑)、昔ながらのメインダイニングでいただく、地元の鹿肉は最高に美味でした。

(メインダイニング)

もちろん、雲仙の硫黄泉は実に気持ちがいいです。
また、一階のライブラリー(図書室)には、貴重な書籍が所狭しと並んでおり、ここでの読書は都会では味わえない至福のひと時でした。

(ライブラリー)

ただ、当日、PCを持参しており、部屋でメールチェックをしようと思ったのですが、無線LANも有線LANも見当たらず、室内の案内にもインターネットの「イ」の字の記載もなく、レセプションに問い合わせるもはばかれるような感じで。

これはこれで潔くて、おかげで久しぶりにネットに束縛されない一夜を過ごすことができました。(笑)

神戸ブランメル倶楽部の会員の皆様にとっても琴線に響くホテルだとも思いますので、ぜひお立ち寄りください。

雲仙観光ホテルHP : http://www.unzenkankohotel.com/
 


第一回東京分会無事終了、そしてツイード ア ウォークに向けて。

運営委員の石田原です。

去る8月6日(土)、代官山のヒルサイドウェストにおけます、神戸ブランメル倶楽部第一回東京分会

神戸ブランメル倶楽部 x DANSEN・男子専科 オープンインタビュー
「鈴木健次郎とパリのテーラリング」

が無事終了いたしました。

当日は、真夏の太陽の照りつける中、100名近くの会員皆様にお越しいただき有難うございました。
また、当倶楽部名誉会員の石津祥介様、白井俊夫様、畑埜佐武郎様、穂積和夫様をはじめ、鈴木晴生様、赤峰幸生様など、メンズファッション業界の重鎮の皆様にもご参加いただき、誠にありがとうございました。



(左から、青柳光則氏、鈴木健次郎氏、中野香織氏)



実は、私は当日、神戸で本業のテーラー業務(笑)から離れることができずに、
運営委員としては一人、神戸にお留守番だったのですが、
皆さんのお声を聴くごとに、当日の熱気が伝わってきます。
インタビューの後の交流会や二次会もかなり盛り上がったようです。

ご参加の皆さん、鈴木氏 x 中野氏 x 青柳氏の化学反応はいかがでしたでしょうか。

以前にもお話しさせていただいたように、私の以前の会社では、「フランチェスコ・スマルト」のプレタ・ポルテの総代理店をしていたのですが、かれこれ、20数年前に、伊藤忠商事の現在の社長でいらっしゃる岡藤正広氏より、ミラノの中華料理屋で代理店契約のご提案をいただいたのが始まりです。
スマルト氏のパリの本店に初めて訪問させていただいたときは、日本では味わうことのできない趣味の良さに心が躍った覚えがあります。

また、そのスマルト氏が総代理店の記者発表のために来日された際に、帝国ホテルの一室で、インタビューをしていただいたのが、男子専科の当時の近藤編集長です。
一通りのあいさつの後、近藤編集長は、やおら、
「まずは、スマルトさん、今回の四日間の東京滞在のために、どのようなワードローブをご持参されたのでしょう」と尋ねられたのですが、その質問には私自身、衝撃を覚えました。

通常、男性誌やファッション業界紙の方は、そのデザイナーの生い立ちや、デザインのバックグラウンド、コレクションのコンセプトなどの通り一遍の質問をするものですが、 近藤氏はそれよりもっともっと深い、スマルト氏のファッション観や人生観を引き出され、宇野千代さんから脈々と続く、スタイル社の重みを感じながら、スマルト氏の嬉々として話される内容を興味深く拝聴したものです。

鈴木健次郎氏とは、来週、ゆっくりとお話をできる機会を持てそうなので、すごく楽しみです。

さて、これからは、11月12日、13日のツイード ア ウォークに向けて、着々と準備を進めていきます。
先日、スキャバル社の映画の衣装の展示についてご報告させていただきましたが、
現在、ある英国の大手のツイードのウールマーチャントとタイアップをして、
協力店のなかのオーダー服専門店の「ツイードスーツ、ジャケットの夢の競演」(笑)を
計画しております。

詳細は改めてご報告させていただきます。

それではみなさん、楽しい夏休みをお過ごしください!
  

コットン ア ウォーク その後

運営委員の石田原です。

なんと、神戸は梅雨入りをしてしまいました。
明らかに例年より早く、5月中の梅雨入りなんてほとんど記憶がありません。
また、全国的には台風2号が接近しています。
週末はお気を付けください。

週末のコットン ア ウォークも無事終了し、また、忙しい毎日に戻りました。
その後、神戸新聞では、一連のイベントを大きく取り上げていただきました。


  (5月22日の記事)


(5月23日の記事)



















(5月26日の記事)



5月26日の記事は、なんと全10段、しかも、地域版ではなく、広域版に掲載されているので、
かなりのインパクトがあります。

神戸新聞は兵庫県の地方紙ですが、発行部数は約60万部を数え、読売、朝日、日経などの全国紙を含めても、全国で12位の発行部数を誇る巨大紙です。
それだけに、神戸における紳士服に対する関心の高さを物語っています。

今後、コットン ア ウォーク、ツイード ア ウォーク以外の期間においても、協力店のサービスを進めていく予定ですので、ぜひ、ご注目ください。


Cotton A Walk 二日目 → Tweed A Walk

運営委員の石田原です。

コットン ア ウォーク二日目、あいにくの雨でした。
神戸は午前11時頃まで、かなりの雨脚でしたが、徐々に小降りになり、我々の願いが通じたのか、午後3時頃には完全にあがり、晴れ間も見えるようになりました。

神戸ブランメル倶楽部も構想から半年足らず、また初めてのイベントということで、3名の運営委員も試行錯誤の連続でしたが、何とか無事に終了することができました。

会員の皆様、協力店の皆様、また、陰で支えてくださったアドバイザーやスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
皆様のお蔭と心より感謝しております。

神戸ブランメル倶楽部は、たった数発の打ち上げ花火ではなく、継続することが力であると信じておりますので、今後とも末永くお付き合いいただけましたら幸いです。

さらに、皆様のご意見をお聞きしながら、パワーアップして、11月19日(土)、20日(日)の「ツイード ア ウォーク」 でお会いしたいと思います。

このブログのコメントでも、メールでも結構ですので、会員や協力店の皆様のご意見、何卒よろしくお願いいたします。

PS: これから、コットン ア ウォークの準備期間中、疎かにしていた本業を頑張ります。
   明日は早速、一時間目から大学の講師です(笑)

   それから、昨日の講演会とトークショーの模様は本日の神戸新聞にて早速紹介されました。

 

 



Cotton A Walk 初日!

運営委員の石田原です。

いやー、実に楽しい一日でした。
神戸地方、天気は午前中は曇っていましたが午後はカラッと晴れ渡り、過ごしやすい一日でした。

午後1時から、明治大学特任教授の中野香織さんの講演会でした。

 

演目は「スーツの原型ができるまで:<男らしさ>の表現の変遷」ということで、1666年のチャールズ2世からの紳士服の変遷を画像を駆使してお話しいただきました。
すでに絶版となっている伝説の「スーツの神話」も特別に販売いただき、瞬く間に売り切れてしまいました。

次は、信濃屋の白井俊夫さんとシップスの鈴木晴生さんのトークショー、「映画に見るメンズ・ファッションのインスピレーション」ということで、「華麗なるギャッツビー」をはじめとするさまざまな映画を見ながら、事細かにファッションやスタイルを説明していただきました。



こんな映画の見方があるのか!目からうろこが落ちる思いでした(笑)

講演会、トークショーとも100名近い皆さんがお集まりいただきました。

その後、白井さんと鈴木さんは、ロンドンタクシーで交流会へ。



交流会を70名以上の方がご参加いただき、楽しい時を過ごしました。



皆さん、本当にありがとうございました。

現在、明日、二日目のメイン会場となる、神戸朝日ビルの仕込みの真っ最中です。



Mr. Brummellも神戸ファッション美術館から神戸朝日ビルにすでに移動を完了!
出番を待っています。

明日、日曜日は午前11時にオープニングです。
その後、スナップ撮影会もありますので、ぜひ皆さん、お集まりください。



コットン ア ウォーク 5月22日(日)のイベントが一部変更になりました。

運営委員の石田原です。

5月16日にお知らせしました、5月22日(日)のイベントにつき、一部変更になりましたので、ご報告いたします。
神戸朝日ビルでの、プロの「イケメン」カメラマンによるスナップ撮影会は、
11:30~12:00
及び
15:30~16:00
になりました。
それ以外の時間は、カメラマンが白い腕章をつけて旧居留地を巡回していますので、お気軽に声をかけてください。その場でスナップ撮影をいたします。

週間天気予報によると、日曜日はあいにく「曇り時々雨」とのことです。
でも、心配ご無用です。
神戸朝日ビルのピロティーホールはすごく広いので、まずは迷わず、こちらにお越しください。
ここでイベントを観覧がてら、各協力店の情報収集を!
インフォメーションでは会員登録も行っております。

雨天の場合、「イケメン」カメラマンはこちらにおりますので、お気軽にお声をかけてください。

それから、13:30からの協力店の代表の方のご出演によるおすすめ情報と着こなしワンポイント解説につきましても、代表者の変更があります。

いずれにしても、5月16日のエントリーを修正しておきますので、そちらをご覧ください。

5月21日の講演会

運営委員の石田原です。

早いもので、再来週末には、コットン ア ウォークが開催されます。
春のイベントのトップを飾っていただくのは、明治大学の特任教授でいらっしゃる中野香織さんです。
中野香織さんには神戸ファッション美術館にて、
「スーツの原型ができるまで:<男らしさ>の表現の変遷」と題し、講演をお願いしています。
                                                                       
中野さんは服飾史家、エッセイストとして、「ダンディズムの系譜 男が憧れた男たち」(新潮選書)、「愛されるモード」(中央公論新社)など多くの著書をはじめ、翻訳や新聞、雑誌等でも活躍されています。

(中野香織氏)

私の中野さんの著書との出会いは、文春新書の伝説的名著、「スーツの神話」です。
初刷りが2000年、すでに10年以上前になりますが、ある意味、紳士服を扱っていてよかった!と実感した瞬間でもありました。

長年紳士服の業界に携わっていると、どうしても、紳士服の歴史なんて、みゆき族→アイビー→DCブランド→イタリアのデザイナーブランドみたいな、「木を見て森を見ず」状態になってしまうのですが、この本のおかげで「森」が見えた気がしました。

かつて、ロンドンのVictoria & Albert Museum (V&A)のファッションのコーナーには、13世紀以降、当時最新のクレージュのワンピースまで本物の服(レプリカではなく)がずらりと並んでいたのですが、ほとんどが婦人物、紳士服はかろうじて、「ヘンリープールのビスポーク」コーナーに比較的新しいスーツが並んでいるくらいでした。

しかし、1666年の英国のチャールズ2世の衣服改革で「スーツ」の原型が確立され、1860年代に現在のスーツに近い「ラウンジ・スーツ」が出現し・・・、みたいな内容に触れると、すでにスーツというスタイルは300年以上前に確立していたのだ、我々が今更、じたばたしてもどうしようもない、と観念したものでした(笑)

ともはれ、関西では、めったにない機会ですので、ぜひ、会員登録とともに、ご参加をお待ちしています。
詳しくはイベント情報をご覧ください。

中野香織氏のホームページ http://www.kaori-nakano.com/index.html

関西ではめったにないといえば、信濃屋の白井俊夫氏とシップスの鈴木晴生氏のトークショーも、映像をふんだんに使った興味深い内容です。
いずれも、お見逃し、お聴き逃しがありませんよう。

PS: 当日のイベントは、会員ご同伴の女性もご参加ができますので、併せてお申し込みください。
       先日のロイヤルウェディングのキャサリン妃のウェディングドレスにまつわる深−い「物語」
       もお話しいただく予定です。



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